【CFP】独学合格!6科目共通の勉強方法

CFPは全部で6科目ありますが、勉強方法は共通しています。

6科目に合格してCFP取得するまで、実際に独学で合格した私の経験をお伝えします。

参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 独学で合格するためのCFP6課目共通の勉強方法
  • 反省点
  • 資格学校に通った方がいい人
目次

この記事を書いている人について

どんな人がこの記事を書いているか参考までに。

  • きんざいFP3級 → きんざいFP2級 → AFP → CFP → きんざいFP1級実技試験の順番で受験
  • CFPは1科目ずつ受験しました。(最後だけ2科目受験)

無事にCFP(FP1級)になれました。

自分と近い境遇の経験談はより参考になると思います。

こんな方におすすめ

独学で合格したい方

通信制の資格学校に通うにはお金がかかりますよね。通信制でなければさらに交通時間もかかってしまいます。

とにかく独学で合格したい方は一つの参考にしてみてください。

色々な書籍に手を出して失敗した経験がある方

CFPを知っている方はどれだけいるでしょうか?まだまだマイナーな資格だと思います。

つまり、情報が不足しています。情報不足だと不安になりますよね。不安になると参考書や勉強方法にあれこれ手を出してしまいませんか?私は経験があります。

CFPは簡単ではないですよね。勉強時間の確保が大事です。そのために、勉強方法を早く確立してしまいましょう。

王道+α がベスト

私は学生時代から勉強ができるタイプではないので、恥ずかしながら勉強に王道がある事を最近になって知りました。

勉強できる方は、当たり前すぎて笑ってしまうかもしれません。

王道をやらないと不合格です。逆に、やれば合格です!

①②➂の繰り返し

①「解説で理解」+『インターネット記事で理解』

先に問題を解くのは王道ではないんですよね。先に、知識を整理して、問題を解くためのプロセスを理解する事に時間をかけます。

CFPは知識の暗記だけでは通用しませんでした。いろいろ理解しないといけないんですよね。

自分の場合は過去問題集の解説だけだと理解不十分だったので、わかりやすいインターネット記事を血眼になりながらひたすら検索しました。

②「問題を解く」

知識の整理と問題を解くためのプロセスを理解できたら、問題を解きます。

おそらく、一発で完璧に解ける問題は少ないと思います。

➂解けたら翌日「復習」、解けなかったら「①に戻る」

エビングハウスの忘却曲線

解けなかったら①に戻るだけです。

解けたら必ず復習をします。(と偉そうに言っている私は定着するまで時間がかかりました。)

なぜ復習するのか?人間は忘れる生き物ですよね。だから復習するのですが、闇雲に復習してもダメなんです。

『エビングハウスの忘却曲線』を知っていますか?ドイツの心理学者であるエビングハウスさんが“人間の忘れる仕組み”をわかりやすく説明してくれました。

ちなみにここで言う「解ける」とは、完璧に解ける事です。完璧ではないということは、知識が曖昧か、問題を解くためのプロセス理解が曖昧か、です。曖昧だと本番の初見問題に通用しづらいです。

100%完璧に理解して覚えたはずが、たった20分後に42%も忘れてしまいます。

  • 20分後・・・42%忘れる
  • 1時間後・・・56%忘れる
  • 1日後・・・74%忘れる
  • 1週間後・・・77%忘れる
  • 1ヶ月後・・・79%忘れる

じゃあ、どうしたらいいの?

エビングハウスの忘却曲線を利用した復習をおこないます。

記憶が抜け落ちるタイミングで、「復習」する事がカギです。たとえば、1時間後に同じ問題を解いてみます。無事に解けた場合は、イメージ図のように記憶が44%→(56%回復して)100%に戻ります。

20分後、1時間後に必ずしも復習できるとは限らないですよね。仕事、学校の勉強や家事育児などがある方がほとんどだと思います。

私の場合は、1日後と1週間に復習をしていました。間隔はおおまかで良いと思います。

大事なのは“人間は忘れる生き物”という事を認めることです!

具体的な勉強ルール

自分に課していた勉強ルールを紹介します。

ノートは作らない

過去問題集の空欄に直接書き込みました。これはFP3級の勉強から変わりません。ノートを作るとその分時間がかかるので、この方法にしました。

どうしても苦手な項目だけノートにまとめる

ノートを全く作らないわけではありません。

何度も問題を解いたり解説をみたりしても、完璧に理解できない項目が出てくるはずです。その時だけノートにまとめました。

工夫したのは、一つの項目につき、B5のルーズリーフ用紙1枚にまとめることです。2枚以上にしてしまうと時間がかかるのと、見返して復習する際に煩わしいからです。あと、紙が多くなると、出先で勉強するために持ち運ぶ際に荷物が重くなります。

ノート例

こんな感じです。

上の部分(参考にした記事URL、該当の問題番号、~自分の言葉でまとめる)は、どのノートにも書いていました。

参考にした記事URLは、後日また参考にしたい時に忘れたらショックだからメモしておきました。

該当の問題番号は、該当の問題とセットで理解&復習するためにメモしておきました。

問題を解くためのポイントを自分の言葉でまとまるは、このままの意味です。CFPの場合、ただ知識を覚えるだけでは解けない問題が多くあった気がします。問題を解くポイント、間違いやすいトラップみたいなものをメモしておきました。

見える化する

見える化。頭の中で考えている事を絵にするようなイメージです。一目でパッとわかるようにします。

過去問を何回繰り返したか、何回目で完全理解したか、試験直前になっても苦手な所はどこか、などを過去問の「各問題」や「出題頻度一覧」のページの空欄にメモしました。

実際の写真を掲載します。(字が小さい汚い)

精選過去問題集の一部(問題)

精選過去問題集の設問ページです。※不動産運用設計を例にしています。

精選過去問題集の各問題の横に、解いてみた時の「日付」と「()と〇△×の記号」をセットで書いていました。※この写真の場合は〇はないです。

精選過去問題集とは?

日付は、いつやったのか、何回やったのかを見直せます。

記号の意味は、

  • () = 問題に初めて触れて、解説を確認した日付です。モチベーションダウン防止のために、回数にカウントしません。
  • 日付のみ = 2パターンあります。①解説を読んで理解したつもりで初めて解いてみた日付。②翌日や1週間後の復習時に解いてみた日付 ほぼほぼ不正解になります。
  • × = (試験勉強後半になっても)完璧に解けない場合です。
  • △ = 正解に導けたけれど、あともう少し理解が必要な場合です。
  • 〇 = 完璧に理解して完璧に解けた場合です。

日付と記号を付けることで、苦手な問題が一目瞭然です。自身をもって本番に臨むために、苦手な問題はゼロにしておくのがおすすめです。

精選過去問題集の一部(解説)

精選過去問題集の解説ページです。※不動産運用設計を例にしています。

①解答するためのポイントを自分なりの言葉でメモします。

②疑問に思った事を「?マーク」でメモしておいて、疑問が解消できたタイミングでオリジナル解説をメモします。

➂問題156「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除」に関連した問題が複数あった場合、その設問番号をメモしておきます。関連設問同士の同時復習に役立ちます。

同時復習??

たとえば関連設問が3つあれば、その3つをなるべく同じタイミングで解いてみます。必要な知識が関連しているので質の良い復習が期待できます!

ノート代わりです。

⑤感謝の気持ちを込めて、参考になった記事名・URLをメモしておきます。インターネット記事は本当に役立ちました。

精選過去問題集の出題頻度一覧

精選過去問題集の出題頻度一覧のページです。※不動産運用設計を例にしています。

試験勉強の後半、仕上げ作業に入ります。各問題の横にメモした日付とセットで、出題頻度一覧表にもまた記号を付けていきます。

  • メモなし = 先ほどでいう〇
  • △ = 先ほどでいう△
  • ㋹点 = 先ほどでいう×
  • 問題番号に△ = 苦手問題
  • 問題番号に〇 = 超苦手問題

わかりづらい、ですよね。このあたりは自分がわかるように見える化できればいいです(笑)

各問題に記号をメモして、出題頻度一覧表にもメモして、ダブってるし面倒だと思うかもしれません。

けれども、一覧表というのがポイントで、自分の苦手を“全体像”で把握できます。一覧に記号がメモされていると、全体のうちどのぐらい苦手なのか“苦手数”と、全体のうちどの項目が苦手なのか“苦手場所”がわかります。

特に試験直前に役立ちます。直前に、重点的に勉強をする問題がわかります。

反省点(失敗談)

反省点は2つです。

  • 隅々まで勉強しようとしたこと
  • 王道の勉強方法を知らなかったこと

隅々まで勉強しようとしたこと

まず「隅々まで勉強しようとしたこと」です。

どういうことかと言いますと、試験問題にあまり関係ないところまで勉強しようとしていたんです。

6科目中、少なくとも最初の3科目はそんな心持ちでやっていました。なぜそうだったかと言いますと、『資格取得のために勉強しているのではない、生活や実務に役立たせるために勉強するんだ』と変に意気込んでしまったからです。

大切なのは資格を取得した後ですよね。極端な話、資格なんて点数関係なくさっさと合格・取得してしまえばいいんです。

その考え方に至らず、余計な時間と労力とストレスを自分でかけていました。

王道の勉強方法を知らなかった

さきほどまで王道勉強法を偉そうに語りましたが、それが実践できるようになったのは3科目合格した後からです。3科目合格するまでは、隅々まで勉強しようとしていましたし、がむしゃらに勉強していました。王道勉強法も無意識に多少は取り入れていたかもしれませんが、ほどんどがむしゃらでした。

やっぱり資格学校に通った方がいいのでは?

目的は「合格」です。資格学校に通っても全然OKだと思います。e

こんな方は資格学校を利用した方がいいかもしれません。

  • 独学が苦手な方
  • 資格学校に通うための時間とお金に余裕のある方
  • ペースメーカーが必要な方
  • 資格勉強のプロに頼りたい方

まとめ

独学にしろ資格学校にしろ、王道の勉強方法は必須だと思います。

王道の勉強方法をしているうちに、+αで自分なりのやり方が見つかるはずです。

あと6科目の方も、あと1課目の方も、あきらめずに頑張ってください!

FP屋さん
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